カードローンの申込み時や、追加融資などの時に、源泉徴収票の提出を求められる場合があります。提出ができないと、融資を断られたり、利用停止になったりする場合もあるので用意しなければなりません。
源泉徴収票とは、年間で得た所得と払った税金の総額が記載された用紙で、働いている会社から年に1回もらいます。年末の給与明細と一緒にもらう会社が多いと思います。
源泉徴収票があれば年間どれだけ収入を得ていたのかが一目でわかるので、収入を証明する書類として求められるのです。ただし、源泉徴収票がどこにいったか紛失してしまった場合、会社に再発行してもらうのは難しいでしょう。
失くしたのでまた下さいといって、即座にはいと渡せるような書類ではありません。日数もかかりますし、まず何故必要なのか聞かれる可能性もあります。カードローンの手続きでという理由の場合、あまり会社に話したい事情ではありません。
例え源泉徴収票がなくても、大抵他の書類でも代用できます。例えば給与明細です。直近の給与明細があれば、今の収入がどれ位なのかが大体わかります。手続きやカード会社によって変わりますが、直近2ヶ月分用意できれば十分です。
給与明細が無い場合でも、所得証明書でも代用できます。所得証明書は会社ではなく、役所で発行してもらえます。源泉徴収票も給与明細もない場合には、役所でもらってきましょう。
ただし、所得証明書の発行には手数料がかかります。いくらかかるかは各自治体によって異なりますが、300円程度が相場です。また、これも自治体によって変わりますが、営業時間内に手続きに行く必要があるので、日中が仕事で抜けられない人にとっては発行が面倒だというデメリットもあります。
≫課税(所得)証明書・納税証明書の申請について
そもそも何故、源泉徴収票などの収入を証明する書類を求められるのか、これは現在の収入の状況を把握する必要があるためです。
例えばカードローン申込み時には、自分の収入や在籍している会社を申告します。しかし、その申告が正しいかどうかはわかりません。カードローンなどお金の貸し借りの場合には、嘘の申告をする人も残念ながらいるのです。
また、何年とカードローンを利用していれば、収入や会社が変わる可能性も出てきます。そこで追加融資の際には、今現在の収入や職業を再度確認したいとカード会社が判断する場合があります。このような時に、収入を証明する書類が求められます。